この記事では、野球の審判講習会に関する内容や、その感想を紹介しています。
おそらくこの記事を見ている人は
と思っている人でしょう。
そんな人にもイメージができる、審判講習会の内容と感想を紹介します。
(注)あくまで参考程度と考えてください
野球の審判講習会って何するの?その内容とは?
審判講習会とは言っても監督どうしが采配などを交流し合うのではありません。
そんなのは、勝手に大会の打ち上げなどで監督たちが、お酒を飲みながらやっています。笑
これから成長する監督ほど実力のある監督からうまいこと話を聞き出し、いざ戦うときにその情報をもとに作戦を立てます。
そして、裏をかかれやっぱりやられてしまいます。笑
さて、それは置いといて。
野球の審判講習会について見ていきましょう。
ジュニアの監督でも、大会等で審判として運営に参加することがあります。
もちろん練習試合では、監督やコーチといった指導者で審判を行うもの。
やはり目の前の子どもたちが一生懸命やっているのだから、審判も襟を正さなければいけません。
大会等になれば尚更です。
となると、その審判の技術を上げなければならない…
そこで審判講習会というわけです。
情報発信が容易になった今の世の中。
プロ野球などでも「大誤審」で、Youtubeで調べてみるとあるわあるわ、大誤審…
プロではありませんがいつか、アマチュアにもそれは上げられるはず。
もしかするとツイッターなどでは、もう上がっているかもしれません。
こんなタイトルなんて、野球好きなら「え?どんな誤審?」と見てしまうでしょう。
そうならないための審判講習会なのです。
では、そこではどんなことをするのか。
講習会ごとにメニューは違うと思いますが一日中行うものであれば、午前と午後にメニューは大別されています。
午前中は、基本的な審判としてのジェスチャーやコールといったものになります。
これが分かる人は、おそらく野球の審判として何かしらの審判講習会に参加した人です。
これは、プレーがあったとき(例えば自分が一塁審でサードゴロが転がった)
プレーが見やすい位置に移動(ゴー)、プレーは静止して見る(ストップ)、ボールをキャッチしたら「He’s out」(コール)のことです。
この時のアウトのしぐさではドアをノックするように、かつ、キレのある動作で腕を振り下ろします。
他にもセーフやその言い方など本当に基本的な審判の動きが午前中の一発目です。
それからは、主審としてのボール・ストライクの見方。
コールの仕方や言い方。ボークやタイム、オブストラクションなどの仕方や言い方を学びます。
正直かなりかったるい感じに見えます。
しかし、いざ自分がやってみると、周りの雰囲気に圧倒されます。
そう思えるほど、一人ひとりの審判が「いかにプライドを持って」審判しているのがよく分かるものです。
審判講習会の午後の部の内容は「とんでもなく難しい」
こちらが観客として見ているときもちろん見るものは、「ボールの行方」ですよね。
プレーはボールがある場所でしか発生しません。
しかし、審判はそうではありません。
例えば、ノーアウトランナーなしで、バッターがライトオーバーを打ったとしましょう。
その時の審判の動きと順序を次に示します。
(例えば二塁審が打球を追った)一塁審はコーチャーボックスの前くらいでバッターランナーの一塁触塁を確認
・三塁審判は二塁上でのプレーに備えて定位置から、ダイヤモンド内の二塁ベースに近いところへ行き待機
・主審は三塁上でのプレーに備えて三塁コーチャーボックスまで行き待機
・一塁進は主審が三塁に向かうのとバッターランナーが二塁を回るのを確認するとホームでのクロスプレーに備えて移動し待機
もう全く意味わからないですよね。
しかもこれ、今回は二塁審が追いかけましたが、一塁審が追いかけると全く違う動きになります。
さらにさらに、パターンや状況が変われば、各々の行動も変わります。(もう嫌になってきたでしょ?でも、審判講習会を経験した人はワクワクしてるはず)
もしもランナーがいたら、例えばインフィールドフライ、外野オーバーの際のカバーに入るベース、タイムプレーなど、それぞれの「これがあるよ!」というサインもあります。
野球のテレビ中継で、ランナーがいるときに塁審が「帽子をさわっている」ところを見たことありませんか?
あれは上記のサインに対して「了解」と返しているのです。
審判講習会の午後の部ではこのような動きや声かけ、サインを実践的に行います。
大抵の場合、モデルチームがいてランナーをつけたノックを行い、審判は状況に合わせて行動して練習。
ぶっちゃけかなり難しいです。
はじめて審判講習会に参加すると、覚えきれていないのにいきなり実践投入されます。
…怒られながら覚えていきましょう。
もしも不安であればなるべく外野フライを追いかける役になりましょう。
外野フライを追いかけて(ついでに審判講習会の動きを確認するときは、基本外野フライ)キャッチしたかどうか、ボールが外野ネットに挟まったり越えたりしていないかのチェックなので、簡単です。
残されると、先述したような意味の分からない動きに巻き込まれます。
講習会で使われるこの用語の意味が分かれば、残される側の動きに参加してもいいかもしれません。(あえて、この言葉は説明しません)
野球の審判講習会への参加と内容の記憶で野球の「奥深さ」が分かる
野球の審判講習会に参加すると野球が「とっても奥深い」ものであることが分かります。
そして審判として今までの自分が恥ずかしいくらいに、ジャッジできていないことに気付くのです。
自分が担当するベース周辺でウロチョロ…この審判ははっきり言って下手くそです。
ストライク、ボール、アウト、セーフだけが審判ではありません。
審判講習会の内容をすべて覚えさらに、磨きをかけて絶対にすべてのプレーを審判同士でカバーし合い、ジャッジできて初めての審判です。
それを覚える過程で本当に野球の奥深さが見えてきます。
自分が選手出会った時もたった一つのアウトにしても、意味のあるアウトと意味のないアウトってありますよね。
同じソロホームランなのに意味合いの大きさが違うソロホームランってありますよね。
それと同じようにたった一つのジャッジミスでも、致命傷につながるものとそうでないものがあります。
「触塁」を見逃していて守備側のチームが「あいつベース踏んでません」とアピールしてきたときどうしますか?
たかだか「触塁」の確認一つです。
されど「触塁」の確認ですよね。
それほど触塁って大きなプレーの一つということ。
審判講習会に行けば本当に、それらのことの重要性に気付かされます。
つまり、守備を子どもに教える時「触塁」の重要性と確認方法を教えることができるのです。
さらにそれがチームのピンチを救うかもしれません…野球とはそういうスポーツです。
そんな野球の奥深さに気付ける審判講習会。
初めてだと不安も多いし、その不安は見事に的中します。
ただ、終わってみれば絶対に損しない知識を教わります。
とりあえず、行けばわかるさ!
野球の審判講習会とは?初めて参加する人に教える内容は何?まとめ
以上の内容でお送りしました。
野球の審判講習会は、はっきり言ってとても難しいものです。
しかし参加するのとしないのとで、野球というものに対する見方が大きく変わります。
また、野球中継を見る際に、審判がサイン交換などを行っていることに気付け、違った試合の見方が楽しめるようにもなります。
一般の方でも、全国軟式野球連盟などに加盟すると審判として参加できるようになるので、お近くの連盟に電話してみるといいかもしれません。