この記事では、落合博満さんが出版した本についてお伝えしています。
これまで多くの本を世に出してきた落合博満さんですが、その内容や評価が気になるところではありませんか?
今回は、私の独断と偏見で選んだ二冊の本に絞り、詳しく見ていきましょう。
この記事をお読み頂くことで、
・野球人なら誰でも気になる「天才打者・落合博満の理論」についての本
・ビジネス書としても活用できる?監督目線で書かれた本
等について知ることができます。
絞り本その一:落合博満バッティングの理屈
【レビュー=約8割が最高評価】
本書はタイトルの通り、落合博満さんのバッティング理論をまとめた内容になっています。
『理論』と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、 初心者にもとっつきやすい仕上がりです。
一言で表現するならば…『シンプルだが奥が深い』でしょうか?
バッティングの基本から、踏み込んだ応用的な内容、指導者としての在り方、更には道具の選び方まで。
これから野球をはじめる人、野球がうまくなりたい人、そして指導者と、野球に関わる人は読んでおいて損はないと思います。
注意点があるとするならば、本書の内容は『野球(それも打撃に)に特化』したものである、ということです。
ですから、本書から『落合博満さんの思考を応用して、ビジネスに活かしたい!』等とお考えの方にとっては不向きかもしれません。
そういった方には、次の本がおすすめです(^-^)
絞り本その二:采配
【レビュー=約7割が最高評価】
『采配』というタイトルからすると、落合博満さんが監督時代に経験したことが書かれた本かな?
・・・と思いきや、その中身は『ビジネス書』だと感じました。
いや、ビジネスのみならず日常生活においても、本書に書かれてある内容を活用することができると思います。
野球好きは勿論、そうでない方にとっても、満足できる内容に仕上がっているのではないでしょうか?
本書の内容をしっかり書いてしまうと日が暮れそうですので、私が心に残った一文をご紹介致します。
何の不安もなく生きていたり、絶対的な自身を持っている人間など存在しない。
現役時代、そして監督時代においても『自信満々』に見えた(私だけ?)落合博満さんですが、実はそうではなかったようです。
不安を打ち消すため、極限まで鍛練を繰り返し、技術と自身を身に付けていったのだと思います。
どれだけ練習しても、そして試合で大活躍したとしても…『次の試合では打てるのだろうか』という不安は付きまとうもの。
実はこれに近い話を、張本勲さんがしていたことがあります。
『名プレイヤーこそ臆病であり、だからこそ不安を打ち消すために練習を繰り返す。』
昨今『喝っ!』を連発されていますが(笑)、彼も不安と戦い続けていたことがわかります。
落合博満さんにしろ、張本勲さんにしろ、名プレイヤーは『臆病』…言い方を変えれば『謙虚』とも言えそうですね。
→関連記事: 落合博満、練習量や練習方法こそ『オレ流』の真骨頂
そうでなければ、どれだけ素晴らしい才能があったとしても、これだけの実績を残すことはできなかったでしょう。
落合博満の本、評価は?文才もやはり…!まとめ
『落合博満バッティングの理屈』と、『采配』の二冊に絞ってお伝え致しました。
どちらの本も落合博満ファンにとって、そしてファンでない方にとっても満足できる内容だと思います。
そう感じたのは私だけではないようで、異常なまでに高い評価がそれを証明しています。
落合博満さんの書いた本を読んでいつも感じることは、『この人は頭を使って野球をやっていたんだなー』ということです。
落合博満さんは『天才』と表現されています。
その理由は現役時代、そして監督時代においても、抜群の成績を納めているからです。
しかし、輝かしい成績を残せたのは『持って生まれた才能』にあわせ、『頭を使って考え抜き、行動に移したから』に他なりません。
そうした経験があったからこそ、内容の濃い本を書くことができるのだと思います。