この記事では、広島カープの歴代監督を改めて見て、その記録から広島カープの歴史を掘り起こしています。
赤ヘルといえば広島カープ。
監督としても、どう勝たせるのか考えるのが面白いチームでもあります。
そして監督によってチームのクセは出ます。
では広島カープで見ると、これまでどんなクセが出てきたのか。
監督によってどんな記録を残してきているのかを見てみましょう。
目次
プロ野球中継の配信をDAZN(ダゾーン)で実施中!
31日間の無料期間中でもスマホでゲームセットまで見放題です。
野球中継に没頭して、独り身ならではの『寂しい時間』を卒業しませんか?
広島カープの歴代監督を見ると明暗がくっきり
近年のセ・リーグでかなりの実力を見せつけているのが広島カープです。
2006年~2008年にかけては3年連続シーズン首位を獲得するなど、強いチームとして活躍しています。
しかし、その前までのイメージは広島カープファンに申し訳ないですが、強いイメージはありませんでした。
赤ヘル打線なんて昔の言葉…そう感じていた人もいるはずです。
そこでその赤ヘル打線や近年の活躍を広島カープの歴代の監督で見ると、あることが分かりました。
「やはり監督って大事だな」と思えるものでした。
カープの歴代監督を見てみると、はっきりと結果に明暗が出ます。
皆さんが覚えている、または知っている限り広島カープを「常勝軍団」にしていたのは、どの監督でしょうか?
まずは歴代の監督を並べてみましょう。
まずは当然と言えば当然ですが元広島カープの選手として、広島カープに所属していた監督が多いです。
そうしてみたときにやはり、ブラウン監督はこれまでのカープの歴代監督から見ると、異彩を放つ存在ですね。
監督としても、ベースを取ったり、砂で隠したりと異彩を放っていたのが、もう数年前なのかと思い出されます。
この歴代の監督に何人も広島カープをリーグ優勝に導いた人は多くいますが、その中でも常勝軍団を作り上げたのは古葉監督です。
「赤ヘル打線」
の言葉が作られたのは、古場監督の時代。
11年間の監督時代で、リーグ優勝4回、日本一3回は歴代の広島カープでも、黄金期と言える時代を作りました。
一方近年の緒方監督もそれに負けず劣らずのチームを作りました。
低迷し続けた広島カープを25年ぶりのリーグ優勝に導き、その年も含めて3年連続の優勝を果たします。(その前の優勝が1991年の山本監督の時代)
ついでに広島カープの歴代監督で、リーグ優勝を果たしたことのある監督は先述した古葉監督、緒方監督、そして阿南監督、山本監督の四人。
1950年から数えて、9回のリーグ優勝の内古葉・緒方監督だけで7回のリーグ優勝をしています。
つまりほとんどこの両監督の時代に、広島カープは優勝しているということです。
いやはやこんなに監督によって結果が変わるものなんですね。
市民球団だったので「財力が無くて弱い」と言われた時代もありました。
確かに限りある条件の中、優勝をもぎ取ることは簡単ではありません。
むしろ、この両監督が非常に優秀だったと見るべきでしょう。
広島カープを「打力のある」監督にしたのは?
勝率や結果で見た歴代広島カープの監督は、古葉・緒方両監督が断トツでした。
しかし、野球というものは勝率やリーグ順位以外にも、もっといろいろな面から評価できます。
ここでは広島カープを打てるチームにした監督にスポットライトを当てて、歴代監督を振り返ってみましょう。
とは言っても、もう1位は語りつくしているので、結果だけ出します。
最も打てるチームにしたのは古葉監督です。(やはり赤ヘル打線おそるべしというところ)
1978年のチーム打率.284と本塁打205本は、広島カープの歴代最高打率と本塁打数を誇ります。
ついでにシーズン通算チーム本塁打200本越えはこの年だけです。
そして広島カープを打てるチームにした監督がもう一人。
それが三村監督の時代です。
三村監督が監督3年目の1996年はチーム打率.281で本塁打は162本。
チーム打率に関しては広島カープ歴代2位のチーム打率です。
山本監督の1991年リーグ優勝以来、2年連続でBクラスに沈んだチームを立て直すために監督へ抜擢されました。
そこで就任1年目からAクラスに残り、4年連続Aクラスをキープし続けます。
しかしこの三村監督の時代は打撃に力を振り過ぎたのか防御率が悪く5年間の監督時代の中で、防御率.400を下回るのは一度だけ。
やはり、打と守の両立は難しかったようです。
そのためリーグ優勝を果たすことはできませんでした。
→関連記事: 広島カープのFA予定(2020)は?FA権で移籍した面子がヤバイ
というか、そう考えると今の「クライマックスシリーズ」の制度は、大きな議論を生み続ける制度ですね。
広島カープを「守れる」チームにした監督は?
「打てるチーム」の次は「守れるチーム」にしたのは、広島カープの歴代監督の誰なのか見てみましょう。
野球において守備は非常に大切です。
守備のリズムが、バッティングのリズムを生むからです。
その守れるチームを作ったのは王貞治ソフトバンク会長が超現役だったとき、「王シフト」を考え出した監督です。
それが白石監督でした。
白石監督のカープ監督就任最後の年の1960年。
チームが残した防御率.270は歴代最高の防御率を誇ります。
当時の王選手を「引っ張りが多い」と分析する白石監督。
当時現マツダの東洋工業のコンピュータを駆使して、打席データを叩き出したと言われます。
まさに野村監督のID野球の基礎を作ったのです。
王シフトは極端に野手を、球場右側にシフトさせます。
まさに、メジャーリーグでも行われるようなシフトですね。
こうして貪欲なまでに守備について考えた結果
白石監督は、歴代最高の防御率を誇りました。
そして第二位は、2012年の野村監督の時代。
この年の防御率が.272で、広島カープ歴代2位です。
にもかかわらず、この年のリーグ順位は4位。
先ほどの白石監督のときもリーグ順位は4位です。
なぜ歴代最高に守ったのにリーグ順位が悪いのかと言うと、打てないから。
両監督とも、チーム打率.230前後の年が多く広島カープの歴代チーム打率を見ると、.230以下は良い方ではありません。
やはり打つことと守ることの両立は難しいということですね。
監督はチームの頭脳です。
頭脳の命令によって体は動きます。
腕ばかり動かせば、足はおろそかに。その反対もしかり。
広島カープの歴代監督と記録を見ると野球というものの難しさと面白さがよく分かります。
反対に打率も防御率も良いチームは監督としては、あまり面白みがないかもしれませんね。
広島カープの監督(歴代)を調査!カープの歴史がここにある!:まとめ
以上の内容でお送りしました。
監督はチームを率いる、最も重要なポジションです。
Bクラスばかりのチームを立て直そうと思うと、やはり何かしらの武器が必要で、それを手に入れるために何かを犠牲にしなければなりません。
そう考えると広島カープをBクラスから抜け出せるようにするため、打または守のどちらかに注力するのは、制限があるチームにとっては普通です。
スター選手が1番~9番まで並ぶのではないからこそ、監督をする面白さはあります。
ファンから見ても、広島カープは非常に応援しがいのあるチームです。
【無料で31日間お試し】孤独な時間に別れを告げるチャンス!動画配信サービス『DAZN(ダゾーン)』では、野球中継を始球式からヒーローインタビューまでを『スマホ片手』に『無料で』見ることができます。
これさえあれば、野球中継を見れない寂しい時間にサヨナラできます♪
他の情報に邪魔されることなく、好きなだけ野球中継に没頭できるんです!
DAZNのおすすめポイントは3つ!
・一ヶ月間も『無料』で11球団の試合が見れる!
・スマホで観れるから、帰宅中でも野球観戦できる!
・CM無し!始球式からゲームセットまで完全生中継!月額料金は通常 1750円ですが、DAZNなら無料お試し期間が一ヶ月間もあり、期間中は無料で野球観戦を楽しめます!しかも、登録に必要な時間は3分もあれば十分。
BSやCSに契約するよりも、圧倒的に早い&安く使えます!
一ヶ月『無料で』利用できますので、試合を始球式からヒーローインタビューまで見たい方!この機会にお早めにどうぞ!
スマホを片手に、野球まみれの時間を楽しみましょう♪