今回は、阪神タイガース・藤浪晋太郎投手の与死球について詳しくお伝え致します。
アグレッシブな投球の代償か?
藤浪晋太郎投手は与死球が多いようです。
藤浪晋太郎の与死球数と原因
初登板の阪神・藤浪 二回、木下に死球与え場内騒然…(デイリースポーツ)- Yahoo!ニュース https://t.co/uYaLAJlTgS
阪神の先発・藤浪晋太郎投手が二回、相手打者に死球を与え、場内を騒然とさせた。 pic.twitter.com/UxnUiqNC6S
— のもとけ (@gnomotoke) August 1, 2019
近年、不調が続いている藤浪晋太郎投手ですが、特に目立っているのが四死球の多さです。
藤浪晋太郎投手は2013年のルーキーイヤーから一軍の先発投手として登板していました。
藤浪投手は3年目の2015年まで、10勝以上の勝利をあげる大活躍をしていましたが、11勝、14勝した2014年、2015年でさえ年間の死球の数は多く、リーグ最多の与死球でした。
2014年に四球が64球、死球が11球で計75球、そして2015年には四球82、死球11球の計93球の四死球を記録しており、コントロールの悪さが目立ちます。
ちなみにこの2年の登板数は25、28回です。
コントロールが良いと言われる阪神タイガースの秋山拓巳投手と比較すると、秋山投手は2017年度に25回登板していますが、四球が16球、死球が6球で計22球です。
これをみると藤浪晋太郎投手の四死球がいかに多いかが分かります。
投球のコントロールが悪くなる原因として、投球時に肩が開いたり、インステップ、アウトステップになっていたりすることが言われます。
藤浪晋太郎投手もこれまで投手コーチの助言などもあり、投球フォームの改善に取り組んできましたが、未だフォームが定まっていないようです。
投球のコントロールが荒れるのはフォームがしっかり固まっていないからではないでしょうか。
藤浪晋太郎に死球や危険球を受けた方々
(悲報)藤浪晋太郎さん中日スタメン全員左打者なのに死球やってしまう
ついに左打者にまでやってもうたか。
ちなワシもイップスだからこの苦しみは分かる。ちなワシはキャッチボールでさえまともに投げられない重症のイップスです。#イップス #藤浪晋太郎 #投球障害 pic.twitter.com/2NCzPtWXkH— イップス (yips) (@scarification99) March 12, 2019
これまでプロ歴7年間で通算で40球以上の死球を投じた藤浪晋太郎投手ですが、その藤浪投手に死球を当てられた選手についてふれてみたいと思います。
印象に残っている藤浪投手の死球といえば、2017年4月のヤクルト戦で畠山和洋選手の顔面への死球です。
投球が畠山選手のヘルメットに当たり、乱闘騒ぎになりました。
この時ウラディミール・バレンティン選手が乱闘に加わり、それに応戦する形で現在は阪神タイガースで監督を務めている矢野燿大コーチがバレンティン選手に飛び蹴りをし、両者ともに退場になる騒ぎに発展しました。
他にも広島カープの大瀬良大地投手、同じく広島の菊池涼介選手、丸佳浩選手(現読売ジャイアンツ)や読売ジャイアンツの坂本勇人選手などへも死球がありました。
死球にはならなかったものの、乱闘寸前の騒ぎになったのが2015年の広島カープ黒田博樹投手への暴投です。
内角へ投じたボールがすっぽ抜け、黒田投手はボールをよけるために尻もちをつかされました。
黒田投手が怒鳴りながらは藤浪投手に詰め寄り、このことが藤浪晋太郎投手のイップスの原因になったのでは、とも言われています。
黒田博樹が藤浪晋太郎に怒った本当の理由
阪神・藤浪晋太郎 四死球連発の原因は“黒田博樹の一喝!”(FRIDAY) https://t.co/sqv6CdjF4s
— いけっチロルチョコ(25)はとらほー\(^o^)/が最大の喜び🐯#25 (@HTno1_) August 2, 2019
2015年の4月の広島カープ戦で黒田博樹投手が藤浪晋太郎投手の暴投に対して怒りをあらわにしたことについては、色々な見解があります。
暴投になった場面は2回の裏で1死一塁、投手である黒田投手はバントを試みていました。
黒田投手は、バントを阻止するために内角を攻めた藤浪晋太郎投手の気持ちは分かるとしながらも、2球続けてきたこともあり、自分の身を守るために怒ったと言います。
さらに、ここで収めてはチームの指揮が下がってしまうという思惑があったそうです。
また、高度な制球が必要とされる場面で中途半端なフォームで、二度続けて投球したことへの怒りもあったのかもしれません。
結果的に死球になっていないのだから、黒田投手がそこまで怒る必要があるのかという意見もありますが、黒田投手は同じ投手という立場として思うところがあったのでしょう。
藤浪晋太郎投手にとって、この騒動はトラウマになったかもしれないと言われていますが、これを黒田投手からのエールと受け止めてしっかり教訓にしてほしいと思います。
まとめ
藤浪晋太郎投手はルーキーイヤーから活躍していましたが、特にコントロールが良かったわけではなかったと記憶しています。
しかし近年の藤浪投手をみると、明らかにコントロールが乱れているのが分かります。
藤浪投手の死球の多さから、相手のバッターやチームにも嫌がられているという話すら聞こえてきます。
藤浪晋太郎投手は豪速球が魅力の投手なので、当たればさぞかし痛いだろうと思います。
さらにそれが顔面付近に来たら、相手のバッターはものすごく恐怖を感じるでしょう。
死球により骨折することもあり、長期間チームから離脱することにもなりかねません。
暴投や死球に相手バッターが腹を立てたり、両チームを巻き込んだ乱闘になることもやむを得ないことでしょう。
後半戦に入って、8月1日の中日戦で藤浪晋太郎投手の2019年初の先発登板がありましたが、やはりフォームが安定しないのか、藤浪晋太郎投手は8球の四死球を与え、内2球が木下拓選手への死球でした。
結果、藤浪晋太郎投手は再び一軍の登録を抹消されることに・・・。
しかし、藤浪投手は5回を投げきれなかったものの、1失点で粘りの投球を評価する声もありました。
次回の藤浪晋太郎投手の登板は死球を出すことなく、初勝利になるよう期待したいと思います。